オーストリア・オーベルンドルフ
- 2016/04/19
- 09:32
ザルツブルクを流れているザルツァッハ川を30キロほど下って行くと、オーベルンドルフという人口7600人ほどの小さな町に出る。この町こそ、クリスマスに世界中で歌われる「聖この夜」が生まれた町になります。1818年12月24日の朝、この町の司祭助手をしていたヨーゼフ・モーアが、「今晩の礼拝時に子供たちに歌わせたい」と作詞し、友人の音楽家であるハインツ・グルーバーに作曲を依頼しました。ちょうどこの時、教...
オーストリア・メルクの修道院
- 2016/04/19
- 09:31
ザルツブルクから350キロほど離れたウィーンに向かって車を走らせてしばらく行くと、左側に大きな建物が見えてくる。これがメルクの修道院になります。貞節、信仰、清貧を信条とするベネディクト派の修道院で、1089年に設立されたと同時に、この町はハプスブルク家がオーストリアを支配する以前、バーベンベルク家の政治的中心地でした。その後、火災などによって修道院は衰退して行くのですが15世紀に力を盛り返し始め、...
ハルシュタットの岩塩鉱山
- 2016/04/19
- 09:30
ハルシュタットの村の入り口から少し離れた場所に場所に、岩塩鉱山見学のためのケーブルカーが走っています。上の駅から歩いて約10分ほどで18世紀に掘られた坑道を通って岩塩鉱山の中を見学するのですが、中には長い滑り台を使って下に下りたり、地底湖を使ったスクリーンに映した映画を見ます。そして最後はトロッコに乗って坑道の外に出るようになっています。Movie Maker: hallsalzberg - Diashow...
ザルツカンマーグート・ハルシュタット
- 2016/04/19
- 09:28
ザルツブルクから車で約1時間、ザルツカンマーグートで最も有名な村がハルシュタットです。紀元前6~8世紀ごろ、塩が採集されていたこの村にケルト人が住み、鉄器を使用していたことから、「ハルシュタット文化」という言葉で知られており、1997年に世界遺産に指定されました。人口約800人ほどのハルシュタット湖畔の小さな村は、切り立った崖の下にある狭い土地に作られ、19世紀の半ばまでは、交通手段といえば狭い山...
ザルツブルク
- 2016/04/19
- 09:27
オーストリアのザルツブルクは人口15万人ほどを抱える町ですが、長い間、ザルツブルクの大司教が支配していた町で、しかも首都のウィーンから300キロ以上離れているため、オーストリア領となったのは、19世紀になってからになります。ザルツブルクの「ザルツ」は塩のことで、この地方で岩塩が採れるため、その塩がザルツァッハ川を下ってヨーロッパ中に運ばれたのですが、その通行税が大司教の財源としていたのです。今でこ...