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ギーンゲン・シュタイフ博物館

アインシュタインが生まれたドナウ河畔の町ウルムから20キロほど北に行くと、ギーンゲンという町に
到達します。
この町で1880年、マルガレーテ・シュタイフという女性が、フェルト地で針山を作って売りに出しました。
これが、今では誰でも知っているテディベアのオリジナルを作ったシュタイフ社の始まりです。

マルガレーテ・シュタイフは、1歳半の時に小児麻痺にかかり、両足と右手が不自由になりましたが、
それでも、持ち前の積極性で洋裁のアトリエを開店した後にフェルトの動物を製作し始め、甥のリヒャルトが
考案した首と足が動く熊のぬいぐるみをモヘア生地を使って作り始めました。

その熊のぬいぐるみは非常に高価で、貧しいドイツ人には手が届くようなものではなかったらしいのですが、
アメリカに3千個が輸出されてから有名になったということです。

テディベアの名前の由来は、アメリカの大統領であったテオドール・ルーズベルトから来ているそうで、
言い伝えに寄れば、狩に出た時に小熊を撃つのを拒否した、と言う逸話によるものだそうです。

そういう歴史的なお話はともかく、この博物館では多くのテディベアばかりではなく、ありとあらゆる大小の動物の
ぬいぐるみが展示されているばかりではなく、実際に子供たちがそれに乗って遊べるようにもなっています。

ドイツの日本人ガイド、ドライバーとして、日本からお客様をご案内することもあり、その中にはテディベアの
熱狂的ファンもおり売り場に何時間も釘付けになることも。

考えてみると、熊さんのぬいぐるみは男の子も女の子も好きな動物なんですね。

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