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メルヘン街道・シュヴァルムシュタットの郷土博物館


フランクフルトから北東に約100キロほど行くと、メルヘン街道のシュヴァルム地方にたどり着きます。

この地方が、「赤頭巾ちゃん」、の発祥の地になります。

シュヴァルムシュタットの郷土博物館には、この地方の民族衣装、昔の生活の模様を展示しているのですが、
赤頭巾ちゃんの赤頭巾は、頭全体を覆うものではなく、髪を上に上げ、その結わえた部分を覆うようにキャップが
置かれます。

このキャップは「Haube(ハウベ)」と呼ばれ、未婚女性は赤、若い既婚は緑、40歳ごろがはバイオレット、
50歳からは白黒、未亡人は黒、と言う具合に色分けがなされます。

ドイツでは結婚した女性のことを、「彼女はハウベの下に来た」、と言う表現がなされることがあります。

また、靴下止めもそれぞれに色分けし、見分けが付くよう、スカートから少しはみ出るようになっています。

面白いのは靴なのですが、左右全く同じ形をしており、バックルの付いている位置で左右が分かるようにされています。

博物館には結婚式の衣装が飾られていますが、非常に華やかな衣装で、どこに限らず、非常に貧しい生活を送っていた
人たちの一生に一度の贅沢だったのかもしれません。

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